いつか咲く日が来るでしょう。

2児のアラフォー母です。子育て、仕事など様々なことを書いてます。

一人家事育児により、気力、体力、ともにどん底うつ状態からの復活。元気になったので、書き残しておこうと思います。<第二章>

流産から2か月経つ頃、更なる追い打ちが。

流産後も元気を装い、普通を装い、育児をしていたある日。7月の暑い日だったような。

冷蔵庫の前で倒れてしまいました。急に目の前が真っ暗に。

そして、意識が戻ってくると、こっちに向かって歩いてくる2歳10か月くらいの長男がぼんやり見えてきました。

その時にやっと、あ、私意識が無くなったんだと気づきました。

でも、手足が動かせず。

しばらくして、だんだん意識がはっきりしてくると、右の手足が痙攣していました。

痙攣もおさまって、元に戻るまで、おそらく1~2分の出来事だったように思います。

長男も泣いていなかったし、短かったと思います。

冷蔵庫の前にちょうど野菜を入れた段ボールを置いていて、その上にしりもちをついて壁にもたれかかっていたので、幸いけがもなく、

やはり、そのあとも何事もなかったかのように過ごしました。

親と、旦那には怖くて電話したかもしれないですが、

やはり、次の瞬間から何事もなかったかのように。

 

しばらくして、念のため病院に行きました。

脳梗塞などないか検査をして、脳波も調べて、異常はなく、「人の体だから、そういうこともあるんだよ」と先生のお言葉でした。たまに間違えて脳に酸素なのか血なのか行かなくなって意識が無くなることもあるそうです。一過性虚血とかいうのかな?

私は元々貧血だし、ふらふら~っとするのにも慣れているので、なんとなく理解して、もうあまり考えないことにしました。

 

「精神的な方も調べてみる?」みたいなことも言われましたが、それは断りました。

きっと自律神経失調症とかの病名がついておしまいだろうし。

元々血の巡りが悪いから、冷蔵庫のものを取ろうと腕を上げた瞬間に、血管とか圧迫されたのかなぁと自分で推測しました。

 

 

でも、本当に自律神経のバランスは崩れていたのだと思います。

そのまま、数か月して、婦人科の先生からも妊活OKが出ました。すると噂の通り、すぐに授かり、無事に次男を出産できました。

流産後は子宮内が綺麗になって、妊娠しやすくなるそうなのです。

 

次男を出産後、予想もできなかった二人目育児は、ランナーズハイのような状態で一年が過ぎようとしていました。

長男は幼稚園へ行きはじめ、長男の動きに合わせて、家でのんびり子育てとはいきませんでしたが、やはり下の子は育てやすいと言われるように、自分も「二人目産んでからのほうが育児も楽だし、子育てが楽しい」とまで言っていたような。

意外と家事育児をこなせている自分に、酔っていたのかな。。

 

でも、一年が経とうとする頃、一気にきました。

疲れ。

きっと色々あったころから溜まっていた疲れと精神的な何か。

幼稚園に行きはじめ、様々な風邪、細菌、ウイルスをことあるごとにもらってくる長男。そして次男の授乳。疲れと看病と寝不足で、私も低下免疫、次男の出産後はずっと風邪をひいているような状態。でも薬は飲めないし。

 

人混みとかは何か悪い風邪とかもらいそうで、体が拒否反応してしまい怖くて行けませんでした。幼稚園ですら怖かったですが、さすがに行かないといけないので、マスクをしていたことが多かったです。

 

その辺から、鬱々とした日々が2年くらい続くことになるのでした。

 

 

ある冬の日の家出散歩

誰かに育児を代わって欲しい、1時間でいいから。コーヒーを飲みに一人で行かせてほしい、1杯で帰るから。そんな簡単そうな願いが叶わない毎日になっていました。

 

そんな冬のある朝、願いを叶えるために一人家を出たのでした。主人が休みの早朝を狙って。

 

北海道の冬の冷たい空気が気持ちよくて、とても気持ちがよかったこと覚えています。

気持ちよくて1時間半くらい歩き続けました。そして、朝から開いているコーヒーショップへ入ってコーヒーを飲んで落ち着いたところで、家へ戻りました。

 

家には二人の甘えん坊の子供と、おむつを替えたことがないし、おっぱいも出ない夫を残して。いっぱいいっぱいだった私は、罪悪感も無く、すがすがしい気持ちでいっぱいでした。

 

夫はお仕事で忙しいのは重々承知で。頼らず来たけれど、やはり一番大変さをわかって欲しかったのは傍にいる夫で。育児は拒否の夫への強行策でした。

 

家に戻ると「おかえり~」と至って普通で何も聞いてきませんでした。なので、「ちょっと散歩してきた」と私も普通に言って。日常に戻ったように思います。

一度出来たので、家出散歩と称してその後も2回くらいやったかな?

そんなこともありました。

 <第三章へ続く→>

 

 

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